安価に NAS を導入する

型落ち品(EOL)のNASが安く出回っています

T-ZONE. PC DIY SHOP (2008/04/26)より http://buffalo.jp/products/catalog/item/t/ts-tgl_r5/
  TS-0.3TGL/R5 (GigaEther接続外付、 HDD/320GB[80Gx4]、RAID 0/1/5対応) 価格\34,800
  TS-0.6TGL/R5 (GigaEther接続外付、HDD/640GB[160Gx4]、RAID 0/1/5対応) 価格\39,800

最近の低発熱タイプHDDの価格

T-ZONE. PC DIY SHOP (2008/04/26)より
  WD5000AACS[500GB,16MB] (Western Digital製 ECO HDD: Caviar GP)      価格 \7,480

2TのNASを検討してみる

TS-0.6TGL/R5 (GigaEther接続外付、HDD/640GB[160Gx4]、RAID 0/1/5対応)   価格\39,800
WD5000AACS[500GB,16MB] (Western Digital製 ECO HDD: Caviar GP)    x4     価格\29,920

 ≒TS-2.0TGL/R5 + WD1600JS x4   =  \69,720  =  \39,800 + \29,920

  2TのNAS + 160Gの低発熱HDD(SATA)4台 が7万円に魅力を感じる人はいると思います。

では早速

TS-TGLシリーズ ユーザーズマニュアル 5版 をダウンロードします。
  http://buffalo.jp/download/manual/t/tstgl.html

、セットアップ (基本編) に従い、初期設定を行います。
  NASをDHCPクライアントにせず、固定でIP アドレスを設定することを強く推奨します。

、TeraStation をシャットダウンします。

、本体の設定が完了したら、TS-0.6TGL/R5から4台のHDDを抜きとります。
  接続ケーブルの抜け防止爪がありますので注意して外します。(爪を少し押し下げる)

、アタッチメントからHDDの本体を外しますが、HDD にドライブ番号を書いたシールを張って
  おくと後から元の構成に戻すのに便利です。(戻す事は無いと思いますが参考まで)

、 WD5000AACS をNASのHDD用のアタッチメントに取り付けます。
補足: HDD の事前チェックを推奨します。 RAID5 での運用であれば強く推奨します。
Western Digital のダウンロードサイトから、”Western Digital Data Lifeguard Diagnostics” を
ダウンロードします。 for winodws、 forDOS ( CD | Floppy )
  QUICK TEST     で、ハードディスクの全体の情報を確認します
  EXTENDED TEST で、ハードディスクの不良セクタを発見する為フルスキャンを行います
               (スキャンは長時間になります)

、操作が楽なように、4番目(最下位)から順に本体に挿入します。
  ケーブルは抜け防止の爪を少し下方に押し下げた状態でHDDのコネクターに接続します。

、BUFFALOのダウンロードサービスから、ファームウェアをダウンロードします。
  http://buffalo.jp/download/driver/hd/ts-tgl_fw.html
  TS-TGLシリーズ ファームウェア アップデータ Ver.1.12(2007年9月11日掲載)
  上記HPの "「ダウンロードソフトウェア使用許諾契約」に同意してダウンロードする"
  をマウスでクリックし、 tstgl112.exe を適当な場所に保存します。 tstgl112.exe を実行すると、
  TS-TGL_Fw1.12 ディレクトリが作成されその配下に展開されます。

、TeraStation の電源を入れ立ち上げます。(エラーが出ますが無視します)
  TS-TGL-EM (内臓ROMからの起動)で立ち上がります。
  注釈) TeraStationの名称に「EM」が表示されている場合は、「復旧モード」です。

、先にダウンロードしたファームウエアの展開先にある TSNavi.exe を起動して、TeraStation に
  ファームウエアを書き込みます。
  (推測ですが、ファームウエアと称しディスク上にlinuxを書き込んでいる様です)

、TeraStation を再起動します。

NASの状態は、ブラウザーで簡単に確認できます。作業1で設定した IPアドレス にブラウザー
  でアクセスすると、ユーザー名とパスワードを入力するポップアップ画面が立ち上がります。

  作業1で設定した admin のパスワード を入力します。 (ユーザー名は admin )
  工場出荷時のパスワードは、"TeraStationトラブルシュート集 5版" の1ページを参照

、左のサイドメニューから ディスク管理 を選択します。
  ファームウエアのアップデート後は、ディスクは 通常モード(4台のディスク)に設定されています。
   必要なら、ディスクチェック を選択しデファクトのチック??を行います。
   (非常に時間がかかると思います)
  4台のディスク全てをフォーマットします。(短時間で完了します)
  左のサイドメニューの ディスク管理 から フォーマットを選択します。
   フォーマット対象ディスク から、ディスク1 を選択し、実行 を選択します。
   ディスク1 〜 ディスク4 まで同様の作業を行います。

、RAID5 の構築をします。(ダウンロードしたマニュアルの P38 を参照)
  左のサイドメニューの ディスク管理 から RAID設定 を選択します。
   RAIDアレイ1 を選択し、ディスク1,ディスク2,ディスク3,ディスク4 全てにチェックを入れます。
   [RAIDアレイ設定]をクリックします。
  RAID5の構築には恐ろしく時間がかかります。2T(テラ)タイプで半日以上と思ってください。
  本体右上の LED がチカチカしていれば、正常に構築をしています。

  進行状況の詳細を確認するには、ディスク管理 から ディスク情報 を選択します。

ディスク情報
RAIDアレイ情報
RAIDアレイ1
状態 チェック中です (28.8 % 完了)
残り時間 488.6 分
RAIDモード RAID5
構成ディスク ディスク1,ディスク2,ディスク3,ディスク4
全容量 1,462,731,520 kbytes
使用量 9,788 kbytes
使用率 0.00 %
フォーマット形式 XFS


F、RAID5 の構築が完了したら、共有フォルダの割り当てを行います。

  共有フォルダの割り当てを行うには、共有フォルダ管理 から 共有フォルダ設定 を選択します。

共有フォルダ管理
  共有フォルダ設定
共有フォルダ名 ディスク領域 共有フォルダの説明
share
RAIDアレイ1
     


G、クライアントのコンピュータ(Windows、MAC)から共有ディレクトリにアクセス出来ることを確認します。

以上でNASの導入は無事完了しました。

go to TopPage go to CategoryTop