インターネットを介したサーバー間で、GUIベースのデーター転送
(Windows 編 2008/09/30)
サーバー間でデータの授受を行いたいケースは多々ありますが、通常はCUIベースのコマンドを使って該当するデータの
受け渡しをします。 ところが、windows 環境では GUI で簡単にコピーが出来てしまいます。 インターネットを介しても
シームレスに操作出来ますので、大変便利な機能ですが、セキュリティを考慮すると安易な手段の提供は如何かと、つい
考えさせられてしまいます。 Windows
恐るべし!。
構成概念図(操作の概略)
インターネットから、直接 RDP でコンピューターに接続できる様な設定は、重度のセキュリティリスクを伴いますので、
如何なるケースに於いても、該当する環境は構築しないことを強く推奨します。
インターネットから RDP による接続を行う場合は、RDP Over SSH 等のセキュリティを考慮した方法で、環境を構築
して下さい。(他の方式より堅牢なSSHでも、様々な要因により完全でない場合もある事を、必ず自覚しておいてください)
この例では、localhost:13389 (デスクトップ接続 コマンドで Windows XP の ローカルの13389ポート) にアクセスすると、
インターネットを介して Windows Vista に RDP
接続する様に、 また、localhost:53389
(デスクトップ接続 コマンドで
Windows XP の ローカルの53389ポート)にアクセスすると、インターネットを介して Windows2008 Server に RDP
接続する様に事前に設定されています。
Windows Vista
のローカルディスクにあるファイル test-data.txt (vista では拡張子が表示されない設定)
を Windows 2008 Server にコピーする場合。
1、コピー元である Windows Vista の test-data.txt を Explorer
で表示し、ファイル名を左クリックし、選択状態にする。
操作は、Windows XP
Professional のモニター に表示されている Windows Vista のデスクトップ中の Explorer で行う。
2、選択状態にある test-data.txt 上で、マウスを右クリックして、ポップアップメニューを表示させ、コピー(C) を選択する。
操作は、Windows XP Professional のモニター に表示されている Windows Vista のデスクトップ中の Explorer で行う。
3、コピー先である Windows 2008 Server
上のコピーを保存したい場所を
Explorer
で表示し、ディレクトリーの
表示場所を
マウスで左クリックし選択状態にした後、マウスをを右クリックしてポップアップメニューを表示させる。
操作は、Windows XP Professional のモニター に表示されている Windows 2008 Server のデスクトップ中の Explorer で行う。
4、ポップアップメニューから 貼り付け(P) を選択する。
操作は、Windows XP Professional のモニター に表示されている Windows 2008 Server のデスクトップ中の Explorer で行う。
5、Windows 2008 Server
上の指定したディレクトリーに、 Windows Vista の
test-data.txt がコピーされた。
操作は、Windows XP
Professional のモニター に表示されている Windows 2008 Server のデスクトップ中の Explorer で行う。
6、操作端末の Windows XP
Professional のモニター上に、Windows
2008 Server に RDP 接続したリモートデスクトップ
の画面と、Windows Vista に RDP
接続したリモートデスクトップの画面がそれぞれ表示され、Vista 上の ファイルが、
Windows 2008 Server に、コピーされた事が確認出来ます。
インターネットのサーバー間のみではなく、 Windows XP 上のデータをサーバーに送る事も出来ますし、サーバー上のデータを
ローカル(Windows XP)にコピーすることも同様に出来ます。