オリジナルのCT画像を連続的に再生した例 頭部の頭頂部から、喉に向かっての画像 See Also. The Stanford volume data archive https://graphics.stanford.edu/data/voldata/ |
上記の2DのCT画像から3Dのボクセルデータを 構築して、特定スライス面の抽出 正面(顔の前面)から、後方(頭部)の方向 に向かっての画像を抽出した例 |
ボリュームレンダリング等で、3Dデータを扱う時は3次元データを3次元の配列として扱うと便利な 場合が多く、下記プログラムは、連続したボクセルデータを、lx、ly、lz の3次元配列 voxel[z][y][x] としてアクセス出来るようにインデックスを生成します。 任意の動的多次元配列でも同様です。 静的に配列を確保した場合、配列へのアクセスはコンパイラが処理(コンパイル時に計算)します。 インデックス作成関数 alloc3D (リンク先は、alloc2Dを含む)の使い方を以下に示します。 また、このプログラムは、BSDライセンスに従い公開しています。 alloc3Dは、既存の連続データに、配列としてのアクセスを可能にするインデックスを生成します。 新規に3次元配列を動的に確保したい場合は、allocArray.hをインクルードして下さい。 alloc3D()、alloc3Darray()、calloc3Darray()、malloc3Darray() (2D関数を含む)が利用可能になります。 |
#include<stdio.h> #include <stdlib.h /* Copyright (c) 2010, Cryst. All rights reserved. Redistribution and use in source and binary forms, with or without modification, are permitted provided that the following conditions are met: * Redistributions of source code must retain the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer. * Redistributions in binary form must reproduce the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer in the documentation and/or other materials provided with the distribution. * Neither the name of the Cryst nor the names of its contributors may be used to endorse or promote products derived from this software without specific prior written permission. THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE COPYRIGHT HOLDERS AND CONTRIBUTORS "AS IS" AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. 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All rights reserved. ソースコード形式かバイナリ形式か、変更するかしないかを問わず、以下の条件を満たす場合に 限り、再頒布および使用を許可します。 * ソースコードを再頒布する場合、上記の著作権表示、本条件一覧、および 下記免責条項を 含めること。 * バイナリ形式で再頒布する場合、頒布物に付属のドキュメント等の資料に、上記の著作権 表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。 * 書面による特別の許可なしに、本ソフトウェアから派生した製品の宣伝または販売促進に、 Cryst の名前またはコントリビューターの名前を使用してはならない。 本ソフトウェアは、著作権者およびコントリビューターによって「現状のまま」提供されており、 明示黙示を問わず、商業的な使用可能性、および特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証 も含め、またそれに限定されない、いかなる保証もありません。著作権者もコントリビューター も、事由のいかんを問わず、損害発生の原因いかんを問わず、かつ責任の根拠が契約であるか 厳格責任であるか(過失その他の)不法行為であるかを問わず、仮にそのような損害が発生する 可能性を知らされていたとしても、本ソフトウェアの使用によって発生した(代替品または代用 サービスの調達、使用の喪失、データの喪失、利益の喪失、業務の中断も含め、またそれに限定 されない)直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、懲罰的損害、または結果損害につい て、一切責任を負わないものとします。 */ void ***alloc3D( void *data, int sizeOfUnit, int lx, int ly, int lz ) /** 連続したボクセルデータを、lx,ly,lz の配列としてアクセス出来るように初期化 void *data: 3Dデータ(ボクセルデータ)の格納場所 原点からX軸方向のデータが LX個 連続して格納されている。この並びで LY個のデータが配置され、1画面(2D) 分のデータが格納されている。この塊が、LZ個並んで全ボクセルデータが 記録されている。 int sizeOfUnit: 1ボクセルを構成するデータのバイト数 int lx: X軸方向のボクセル数 int ly: Y軸方向のボクセル数 int lz: Z軸方向のボクセル数 */ { register void ***d ; // 作業用の一時変数 // if ( sizeOfUnit<1 || lx<1 || ly<1 || lz<1 ) return NULL ; // 引数チェック if ( (data==NULL) || (sizeOfUnit<1) || (lx<1) || (ly<1) || (lz<1) ) return NULL ; if ((d=(void ***)malloc((lz*ly+lz)*sizeof(void *))) == NULL) {// インデックス領域 return NULL ; // インデックス領域の確保に失敗 } else { // 確保したメモリー上に、配列アクセス用のインデックスを初期化 register int i, s=sizeOfUnit, llx=lx, lly=ly, llz=lz, lyz=lly*llz ; register void **area=(void **)&d[llz], *base=data ; for( i=0; i<llz; i++ ) d[i] = &area[lly*i] ; for( i=0; i<lyz; i++ ) area[i] = (void **)((unsigned char *)base + llx*s*i) ; } return d ; } void reverse( int ***array, int lx, int ly, int lz ) // 2010/08/12 /** 確保した動的配列をサブルーチンで使用する例 (配列の型は確定している事。この例ではint型) int ***array: alloc3D で初期済みの3次元配列のインデックスへのポインター int lx: X軸方向のボクセル数 int ly: Y軸方向のボクセル数 int lz: Z軸方向のボクセル数 */ {// 'array' と '&array[0][0][0]' は全くの別物。混乱しないように注意する事 register int ***d=array, x, y, z ; for( z=0; z<lz; z++ ) { for( y=0; y<ly; y++ ) { for( x=0; x<lx; x++ ) { d[z][y][x] = ~d[z][y][x] ; // データの反転処理 } } } } int processing( int *data, int lx, int ly, int lz ) /** 処理プログラムのサンプル void *data: 3Dデータ(ボクセルデータ)の格納場所 原点からX軸方向のデータがLX個 連続して格納されている。この並びでLY個のデータが配置され、1画面(2D) 分のデータが格納されている。この塊が、LZ個並んで全ボクセルデータが 記録されている。(今回、ボクセルは int 型のデータとする) int lx: X軸方向のボクセル数 int ly: Y軸方向のボクセル数 int lz: Z軸方向のボクセル数 */ { register int x, y, z, v ; register int ***d ; // ボクセルデータを表す変数(未初期化状態) // lx*ly*lz 個のデータを配列としてアクセス出来るようにメモリーを確保して // インデックス情報を作成する。(ボクセルが構造体の場合は、構造体の大きさを渡す) if( (d=(int ***)alloc3D( data, sizeof(int), lx, ly, lz)) == NULL ) { fprintf( stderr, "alloc3D error.\n" ) ; return(1) ; } // 動的3Dデータ(lx,ly,lzで呼ばれる)を配列として扱う事が可能になる // 空間の濃度計算には、最低8ボクセルにアクセスが必要、コストは大きい // 座標 x,y,z のボクセルデータを呼び出すアドレス計算時に掛け算の処理を省く for( z=0; z<lz; z++ ) { for( y=0; y<ly; y++ ) { for( x=0; x<lx; x++ ) { v = d[z][y][x] ; // 配列(d[z][y][x]) のデータにアクセス } } } // 確保した動的配列をサブルーチンで使用する例 (補足情報: 2010/08/12) reverse( d, lx, ly, lz ) ; free(d) ; // 確保したメモリーを解放する return 0 ; } int dataRead(char *fname, int lx, int ly, int lz) {// read volume data lx * ly *lz サンプルプログラム void *source ; FILE *fp ; // |<---------------------------- lz------------------------------------->| // |<--------------ly------------------>|<-------- .. ly ..------>|...... // |<---lx--->|<---lx--->|...|<---lx--->|<---lx--->|...|<---lx--->|...... // d0 d1...dn..................... if( (source=malloc(lx*ly*lz*sizeof(int))) == NULL ) {// 連続した3Dデータ用のエリア fprintf( stderr, "malloc error.\n" ) ; return 1 ; } else if( (fp=fopen(fname, "rb")) == NULL ) {// 3Dデータファイルのオープン fprintf( stderr, "open error.\n" ) ; free(source) ; return 1 ; } else if( fread(source, lx*ly*lz*sizeof(int), 1, fp) != 1 ) {// 3Dデータの読み込み fprintf( stderr, "read error.\n" ) ; free(source) ; return 1 ; } processing( source, lx, ly, lz) ; // 動的3D配列を扱う処理例 free(source) ; // 確保した作業エリアの開放 return 0 ; } |
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